闇ギルドのメンバーらしき人物をレイド中に捕えた。
ハンターネーム『ギース』と名乗るこの男は、モンスターとの戦闘中に仲間のステータスを下げる魔法を使っていた。
私のギルドメンバーの動きがいつもより悪い気がしたけれど、そうゆうことだったのね。
同行していた私の部下2人は、動きが鈍ったせいでモンスターから攻撃を受け、今は安全な場所で寝かせている。
「さて、ギース。あなたは闇ギルドの一員なのかしら」
「そんな訳ないだろ…と言っても、S級の向坂さんには俺の魔法はお見通しか」
「えぇ。私の部下はいつもあんな動きはしないもの。今回のレイド参加メンバーは私のギルドメンバーに加えてあなただけだったけれど、他に仲間はいるのですか?」
「へへ。そりゃあ、いるに決まってるだろ。なんなら、今日のレイドメンバーに強引に俺を追加したハンター協会職員も闇ギルド側の人間だ。ククク」
まさか、内部に闇ギルドの一員がいたなんて。
確かに今回のレイドメンバーは確定していたのに不自然にフォロー要因が追加されたのには不思議に感じていた。
となると、レイドを終えて戻ってから闇ギルドメンバーを探すのではなく、このダンジョン内で仲間の情報を吐かせる方が良い。
私はギースを問い詰めるも、なかなか口を割らない。
人を攻撃するのには慣れていないが、打撃を加えて質問する。しかし、ギースは死を受け入れているのか沈黙したままだ。
拷問といえば爪剥がしなどかもしれないが、人に対してそんなことをした経験はない。
どう拷問するか迷っていると、トランシーバーから通信が。
『ボスはまだ倒せませんか?あと5分もすればモンスターが溢れ出てきてしまいます!』
まずい、時間をかけすぎた。
ギースの拷問を諦め、私はボスを倒しレイドをクリアする。
そして、やむを得ずゲートの外へ。
ハンター協会の職員がゲート前で待機していたが、私は完了の報告もせずギースを抱えてハンター協会の地下へ駆け込んだ。
くすぐり拷問体験
「向坂ハンター?どうしましたか?それに、お連れの怪我をしたハンターは…」
私が駆け込んだ場所は、ハンター協会の拷問施設。
気絶したギースを抱えた私を見て職員が首をかしげている。
「この男、闇ギルドの一員かもしれない。拷問して吐かせることはできるかしら?」
「なんと…。そうですね、目が覚めてから拷問に移りましょう」
「えぇ、お願い。ダンジョン内で私がやってみたのだけど、人を怪我させるのは苦手でね。この先もこんなことがあるかもしれないから、何か良い方法はない?」
ハンター協会側に闇ギルドメンバーが入り込んでいるなら、ダンジョン内で私が処理せざるを得ない状況も今後あるかもしれない。
「怪我をさせずに自白させる方法ですか。うぅん…」
職員さんは困った顔をしながら唸る。そんな都合の良い拷問はやはりないかしらね。
「あ!痛みを与えず怪我をさせない方法がありました。人によってはこれですぐ吐くんですよ」
「そんな方法が?ぜひ教えてくれるかしら」
「えぇ。いいですよ。しかし、そのギースとやらは目を覚まさないようですね。実験台になる対象がいないと」
「そうね…。痛みは無いのよね?なら私が身をもって体験してみてもいいわよ」
身をもって体験しておいた方が、いざ拷問する時に役立つかもしれない。
それに痛みもなく怪我もしないなら問題ないだろう。
「向坂ハンターを、私が拷問するのですか?」
「ギースが起きるまで軽くやってくれる?結構辛いものなのかしら?今後同じようなケースがあるかもしれないから、私が体験しておこうかと思って」
「うーむ、人によるんですが、向坂ハンターほどの肉体と精神力をお持ちなら余裕の可能性が高いですね」
「そう…余裕だとそれはそれで体験する価値があるか分からないけれど、やってみてくれる?」
「承知しました。では、壁についている手枷足枷で拘束させてもらいますね。あ、この拷問方法の時はパンツのみの姿にさせているのですが、それは無しにしときますか?」
「う…忠実にやりましょう。…。いえ、やっぱり上下とも下だけつけさせてちょうだい」
私は服を脱ぎスポブラ・ショーツ姿になり、身体を大の字に開いて壁に寄りかかると、職員さんが私の手首・足首を枷でカチャンと固定する。
「すごい、頑丈ね。これ。私が動いてもビクともしない」
「そうですとも。特別な素材を使っていますから」
「それで、拘束して何をするのかしら?痛みがあるような拷問じゃないのよね?」
痛みがないのなら、拘束する必要はあるのかしら?
「えぇ。痛みはないですよ。拷問方法はくすぐるだけですから」
「く、くすぐる…?」
「そうです。情報を吐くまでくすぐり続けるという拷問です」
情報を、吐くまで、くすぐる!?
ちょっと、待って、私、くすぐりは…!
「あ、あの!」
「S級の向坂ハンターほどの肉体と精神があれば、くすぐるだけでは堕ちないとは思うんですがね。人によってはこれだけで面白いほど情報を吐くんですよ」
職員がひひひと面白がりながら言う。
こう言われてしまっては、くすぐりは弱いからやめてくださいなんて言いづらい…。
「まぁ、そうね?私はS級ですし?けど、そのぉ…」
最後くすぐられたのは小学生くらいの時だったからあまり覚えていないけれど、かなりくすぐりには敏感だったはず。
どうしよう、どうにかして拷問の体験なんてやめさせたい。
言い訳を考えているところ、職員が口を開く。
「拷問前に行う感度チェックから始めましょうか」
「そう、ね。まだ拷問ではないのよね?」
「えぇ。この羽根で優しい刺激を加えて、拷問前に各部位の反応を確認するだけですよ。それでは、ここから」
羽根で触られるって、結構くすぐったいんじゃないの!?
職員が羽根を両手に持ち、私の手首に当ててスーッと二の腕へと滑らせてきた。
「あ、あのっ、確認するだけって…!!んっ!くっ。うぅ」
ふわふわな羽根部分と、芯の少し硬い部分が軽く引っ掻くように刺激してくる。
やばい、これっ、くすぐったいっ!
歯を食いしばっていないと笑いが漏れてしまいそう。
「この辺を羽根で責めて声を出す人はかつていなかったので、この辺は大丈夫そうですね?」
職員は二の腕から手首にかけて往復させながら事務的に話しかけてくる。
「え?まぁ、もちろん?手首にっ!触れられたくらい、くぅ、当然耐えられるわよ」
私のせいでS級の株を落とすわけにもいかないので、ここは強がるしかない。
けれど、これ以上羽根が下にきたら…
「もう、拷問体験は十分、かしらね?」
「え?まだ拷問前の感度チェック段階ですよ?」
ダメもとで聞いてみたけど、この人何を言ってるんだ?と言う目で見られてしまった。
「手首から上腕にかけては感度2と。それでは、次いきますね」
職員はタブレットに記録を済ませると、羽根を持ち直して二の腕にピトッとつける。
「んっ!あの、その下は…私…」
「あぁ、腋をくすぐったがる人は多いですよ?しかし、羽根で触られたくらいで笑ってしまう人はかつていなかったですねぇ。ほら、こんなもんですよ?」
羽根が二の腕からスーっと腋の窪みへと入り込んでくる。
「あっ!ちょ、っと…。これ、わ、わたし、だ、め。もぉ…」
やばい、腋はくすぐったすぎる!
もう、これ以上されては、口が勝手に開いてしまいそう。
普段走り回ってトレーニングしているはずなのに、笑わないようにしばらく息を止めているせいで苦しくなってきた。
「向坂ハンターは腋は敏感なようですね?これだけでピクピクしてしまう人はかなり弱い部類ですよ」
「えぇ、そうっ!腋は、特別、弱くてっ!んっ!もぉ、腋は、や、やめっ」
「各部位、テスト項目が決められてましてね。えー、腋はあとこうクルクルする項目があるんですよ」
力んで腋にできている窪み部分を、羽根を回しながらこちょこちょと刺激してくる。
「んっ、くぅ、や、むり、これえ!あははは!や、やぁ!耐えられなっ、ハハハハ!」
息がそろそろ限界だったことに加え、くすぐったさが増したせいで意思とは裏腹に口を開けて笑ってしまう。
「おや、これは、相当くすぐりには弱いようで。過去に何百人も同じことをしてきましたが、羽根でここまで笑ってしまう人は初めてですよ」
「あははっ!もうっ、やめ、やめてええええへへ!」
本気で手足を動かすも、壁にがっしりとついた拘束具はビクともしない。
動けない状態でくすぐられるなんて、つらすぎる!!
「はい、では腋のチェックは完了です。5段階中5で1番弱いという結果ですね。では、ここからは休み無しでポンポンいきますよ?」
「え?ちょっと、待って、息が、あっ、どこ、くすぐって!あははは!あんっ!そんなとこっ!」
腋の次は胸の横へと移動してきて、スポブラで守られていないギリギリの部分を羽根を細かく動かして刺激してくる。
本来ならパンツだけにしてやると言っていたところ、ブラはしておくことにして本当に良かった。
敏感な部分は守られている状態でこのくすぐったさなのだから、胸の敏感なとこを触られたらきっとさらに発狂してしまっていただろう。
「ここも5っと。次ですね」
「や、もぉ、きゅうけいいいいひひひ!だ、だあああめええええ!ハハハハハ!きゃああああああ!」
続いては、横腹で上下に羽根を動かし、動きはそのまま徐々にお腹の中心部へと移動させてきた。
耐えるなんて意識はもうほぼなく、笑ってしまい酸素を補給するので精一杯だ。
「おやおや。ここも5と。部分的に5がある人は多くいましたが、ここまで5だらけの人は本当にかつていませんでしたねぇ。ここはどうですか?」
2本の羽根はおへそから下へ少しずれて、パンツのすぐ上あたりの下腹部をこちょこちょしてくる。
「あっ、やんっ、あははっ!そこはっ、え、えっち!きゃっ!あはははは!」
あと数センチ下にズレたら、アソコに触れてしまうような部分。
こんなところ敏感に決まってる!
くすぐったいし、それに身体の中心にまで響くような刺激に身体が勝手にビクンビクンなってしまう。
「ほぉ。向坂ハンターはくすぐり拷問(裏)の方にも弱そうですね?」
「裏って、何、よっ!もぉ、あははっ!もぉ、これ、あんっ!ははは!」
職員は私に話しかけながらも手を止めてはくれない。
「純粋なくすぐったで情報を吐く者もいれば、違う刺激を混ぜることで情報を吐くものもいるのですよ。それはさておき、まだ拷問も始めてませんから、感度チェックを済ませてしまいましょう」
そ、そういえば、これはまだ拷問前の段階だったんだ。
すでに苦しくてたまらないのに。
「次も裏の続きですね。さてさて」
職員は少し楽しそうな口調でパンツスレスレの太ももを羽根でこちょこちょしてくる。
「や、そんなとこ、くすぐられたことっ、あはは!これ、ほんとに、拷問!?あははは!やんっ、あへへ。あああ!もおおお!」
私の着用していたパンツの面積が小さいせいで、パンツ下を触られても、数センチ上にはアソコがある。
こんなところ、誰にも今までくすぐられた、いや、触られたことすらない。
「向坂ハンター、顔が真っ赤かですよ?裏は次で終わりです」
職員はそう言うと、タブレットを持ち後ろへ一歩下がる。
「はぁ、はぁ、もぉ、くすぐりは…」
職員が勢いをつけてタブレットのボタンをタップすると、後ろでウィーンが動く音が。
それに、さっきまでお尻部分にあった壁が消えたような気がする。
機械音が後方下で響き続ける。
「なに?なにが、はうっ!!んん、ふふふ!や、やだ、お尻をくすぐるなんて、や、あはは!んんっ!」
お尻も当然、今までくすぐられたことなんてない。
焦れったいくすぐったさに声が漏れてしまう。
「ほぉ。手首以外全て5とは…。さて、裏はこれでおしまいです」
職員がタブレットを操作すると、お尻を襲う羽根が引っ込んでいった。
一安心していると、すぐに正面から羽根で太ももや膝、そしてふくらはぎを感度チェックされる。
幸いふくらはぎが4となり、それ以外は安定の5となった。
「はぁ、はぁ、終わり、かしら?」
「まだ一箇所残ってますよ?くすぐりの王道のようなところがね」
職員が再びタブレットを操作し始める。
「まだくすぐっていないとこって…」
上から順にきてふくらはぎまできた。てことは、足裏?
やばい、足裏なんて、くすぐったいに決まってる。
けど、脚は地面についているし…。
いや。さっき壁についたお尻部分の壁に細工があったと言うことは!
ガシャン!と足枷が足首をさらに強く固定し、体重を支えてくれる。
そして、私の立っていた床のタイルが動き出し、裏返しになるとそこには無数の羽根が。
「ココが最後のチェック部位です」
職員がトドメの一言を言うように、タブレットのボタンを押す。
すると足裏に触れる羽根が人間では到底不可能なほどのスピードで振動し始める。
「ちょっと、こんなの耐えられるわけえええ!あはははは!やああもおおお!ハハハハハ!」
足裏をくすぐられたことはあるような気がするけれど、裸足で触れるのなんて初めて。
こんなにくすぐったいなんて…。
「はい、感度チェックは終了です。早速拷問に移りましょうか?」
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向坂ハンターが好きな人はだれですか?
「そうですね、吐かせる情報としては、少し恥ずかしいものが良いですかね」
職員が拷問を始めようとうーんと考え込む。
「くすぐり拷問、本当にするんですか?」
「今後同じようなケースがあるかもしれないから、体験しておくのではないですか?感度チェックは終えたので、拷問はこれからになりますが」
「そう、だけど…」
確かに私から言い始めたことだけど、もう拷問され終えたような疲労度。
さっき何か質問されていたら、正直に答えてしまっていたかもしれない。
「よし、質問は決めました。では始めますね」
そう言いながら職員は私の身体に手を伸ばす。
「え?質問は…?」
「あぁ、質問は相手が弱ってきた時にするのが1番情報を吐いてくれやすいんですよ」
「弱ってきた時って、私、今からどれだけくすぐられるんですか…?」
「うーん、今までの拷問だと短い人で30分くらいでしょうか。向坂ハンターの反応を見ながら進めていきますね」
「えぇ…早めに質問してくれると助かるわ」
「それだと拷問になるかわかりませんが、承知しました。では。」
職員の手が二の腕に触れ、サワサワと動き出す。
「ふふふっ!んっ、あうっ!くぅ、ひひひ」
羽根で触られた時はかろうじて笑わずにいられたけれど、手の方が断然くすぐったく、笑いが漏れてしまう。
「ここをくすぐって笑ってしまう人は初めてですね。チェックでは1番感度が低い部位だったのですが」
私も腕をくすぐられただけで耐えられないなんて、情けなすぎる。
「次に感度が低かったのは、ここでしたね」
職員はしゃがむとふくらはぎや膝周辺をくすぐり始めた。
「んっ、低かったですけど、く、くすぐったい、です…!ふひひ」
「感度低いところを優しくくすぐってこんな反応してしまって、弱点をくすぐったらどうなってしまうんでしょうね?」
「んっ、ふふふ。そんな、や、やだ、無理よ…」
「そう。もっとくすぐったくなるということを自覚させると、恐怖を覚えるんです。これが今感度の低いところから責めている理由です。ただ、ここで吐く闇ギルドメンバーやスパイはいません。本番はここからです」
職員は立ち上がると、腋に5本指をセットする。
「いや、だ、だめ、そこ手でくすぐられたら…」
さっきの羽根の優しい刺激ですら耐えられなかったのだから、耐えられるはずもない。
何なら、早く質問さえしてくれればすぐに何でも答えるのに。
「残りは感度5の部位のみですね。それじゃあ10分くらいはやりましょうかね」
「10分も!?むりよ、私、そんなああああああ!あははは!わきはああああああハハハハ!くぅすぐったすぎいいいいいいい!!!」
かつて味わったことのないくすぐったさが身体を襲う。
さすがは拷問士。肌に触れるか触れないかの絶妙な指のタッチで、腋をくすぐってくる。
「腋はこんなくすぐり方も弱い人がいますが、どうですか?」
脇の下をゴソゴソと探るように触った後、指を立ててモミモミしてくる。
「きゃ、きゃあああああハハハハハ!だ、だめええ、あぁっ!やぁ!あははは!」
「効くとは思ってましたが、これは効かない部位と触り方を探す方が難しいですね」
「もう、いや、ああっ!あはははは!」
強いモンスターを大量に倒した時より息が切れ、頭がもう回らない。
「このモミモミは、脇腹にも効果的なんですよ。ほらこんな感じでやると」
職員は実演するように脇腹にも揉みくすぐりをしてくる。
「ちょっと、もぉ、むりぃいいいいひひ!あっ、ああああははは!し、しぬ、しいいいいい!あああああああははははは!」
「良い悲鳴になってきましたね。モミモミは効果的ですが、ずっとこれだと慣れてしまうので、数秒経ったらこういったサワサワ系に切り替えます」
皮膚を表面を滑るようなサワサワ責めに戻り、ウェストからお腹の正面までをくすぐってくる。
「あふふ、いやん、これも、くすぐっ!た、あはは!もお、くすぐりは、あんっ!」
「くすぐったにも種類がありますからね。慣れないようにこうやって切り替えると良いですよ」
「わかった、わかったからあああ!もぉ、やああめええええ!アハハハハ!」
もう、限界….。
いつやめてくれるの。早く質問してよ…。答えるから。
「では、質問です。向坂ハンターの好きな人は誰ですか?」
質問と同時に、くすぐりが止まる。
「すっ!好きな人!?そんなのいるわけっ…。いるわけ…。」
「ふふ。向坂ハンターは反応が素直ですね?いるのですね?言うまで永遠にくすぐり続けます」
職員の手が腋と脇腹を同時にくすぐってくる。
しかも、腋はサワサワ、脇腹はモミモミ責めと刺激が異なり、頭が一瞬にして真っ白になる。
いや、真っ白ではない。ぼんやりと水篠ハンターの姿が浮かんでいる。
友達と好きな人のことを話したりなどの恋バナをしたこともないのに、好きな人を伝えるなんて恥ずかしすぎる!!
「あははは!いや、もぉ、やめ、拷問、終わりぃいいいい!!!」
「好きな人を言うだけで終わりですよ?ほら、言うまで永遠にこのくすぐり地獄です。明日も、明後日も。今言えば解放してあげますよ?」
「これ、体験なんだから!!もおいい加減にしてよおおおお!ハハハハ!やあああああめえええええええへへへ!」
「一生くすぐられる道を選ぶのですね。良いです、付き合いましょう。実は僕、くすぐって拷問するのが唯一の楽しみなのです。ほら、こちょこちょこちょ〜」
「ちょ、ちょっともぉ限界ぃいいい!!!!あははは!み、みず、みずしのハンターですぅ!!!好きな人!!!はい、あはは!もぉ、いひひ。やめてっ!!!」
「おやおや、拷問を始めてまだ7分しか経っていませんよ。これは最短記録ですね」
好きな人を告白すると、すぐにくすぐるのをやめてくれた。
この人はもうくすぐるのを本当にやめてくれないんじゃないかと思い、口にしてしまった…。
「この拷問には実は続きがあるんですがね。向坂ハンターにはここまでにしておきましょう」
恐ろしい拷問…。
くすぐり拷問が終わり拘束具を外されている間、久々に肺までしっかり酸素を送り込むことができた気がする。
脳にしっかり酸素が供給され、思考も回ってきた。
部屋の隅で倒れているギースの方をふと確認すると、目をまん丸にしてこちらを見ていた。
「っ!?あなた、目を覚ましてっ!」
手錠・足枷をしているので逃走はできなかったみたいだけれど、まさか起きていて私がくすぐられていたところを見られていたなんて…。
屈辱すぎる….。

\くすぐり小説リクエストについて/
- こんなくすぐり小説が読みたい!
- このアニメ、このキャラがくすぐられている小説がいい!
- この部位のくすぐりが好き!
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