『よう実』C(龍園)クラスの策略【くすぐり小説】

『ようこそ実力至上主義の教室へ』のくすぐり小説です

1年生のスタート時のクラス設定でストーリーは進みます!

くすぐりフェチ相手

C(龍園)クラスの策略【よう実~くすぐり小説~】

今日は体育祭。

龍園さんが考えた、堀北と一ノ瀬潰しの作戦を実行する日だ。

足の不自由な坂柳は体育祭に不参加のため、今回はこの2人を潰しにかかるらしい。

龍園さんの考えた作戦はクラスを勝たせるというよりは、この2人を精神的に追い込む龍園さんがただただ嫌がらせをするだけのものだ。

俺はこの作戦に加担することになったため、昨日共有された作成をこれから実行することになる。

俺が担当するターゲットは堀北。一ノ瀬は龍園さんが担当することになっている。


「次の種目は、Cクラス提案種目『プランクキープ』です!」

司会役がマイクで進行をする。

今回の体育祭の種目は、各クラスが提案した種目から選ばれる仕組みとなっている。

よし、龍園さんから指示された作戦を確実に実行しなくては。

Cクラスが提案した種目のルールはこうだ。

・各クラス1名が出場

・プランクをキープできた時間が長いクラス順に高ポイントを獲得

・Cクラスのメンバーが、出場者1人につき1人についてプランクを邪魔することができる※ただし重さを加える行為・怪我を負う可能性のある行為・その他プランク継続不能になる行為は禁止とする

・Cクラスから出場者には、生徒会から邪魔役を1人参加させる

ルールはこれだけ。

プランクの長さを競うだけの種目だが、そこにCクラスが邪魔役で参加するというところが龍園さんの堀北・一ノ瀬潰しの作戦だ。

但し書きの文章がないと、学校側の種目の審査を通らなかっただろう。

学校側は邪魔役の存在を許し、当種目を採用してくれた。

さぁ、俺はこのルールをいかして作戦を実行するだけだ。

各クラスの参加者が横一列に並ぶ。

Aクラスからは鬼頭。Bクラスからは一ノ瀬。Cクラスからは山田アルベルト。Dクラスからは堀北だ。

俺はプランクしようとする堀北の横に立つ。

「あなたが私の邪魔者さん?ルールにあった邪魔者さんの禁止行為を読んだけれど、何をするつもりなのかしら?」

堀北がプランク前の四つん這いの体勢で尋ねてきた。

「プランクを継続不能にさせることはしないさ」

「意味が分からないわね。やっぱり龍園くんの考えることは予測不能だわ」

堀北は俺から目線を外すと、地面にひじを付けプランクの準備を整える。

俺の返答は嘘ではない。

なんなら、継続させる作戦ですらある。

各参加者の準備が整ったところで、司会のアナウンスが響く。

「カウントダウン後、地面についているのは肘から手先、足のつま先になるようにしてください!3・2・1、プランクスタート!」

目の前で並ぶ参加者の身体が浮く。

一ノ瀬の隣に立つ龍園さんと目が合い、やれ、と視線で合図される。

よし、作戦実行だ。

俺は堀北の身体に手を伸ばす。

「あなた、触れるの禁止ではなくて?ルール違反はCクラスに罰則よ?」

堀北がプランクの姿勢を保ちつつ目線をこちらに向けて話しかけてきた。

俺は堀北の背中に手を触れて、こう返答する。

「プランクを継続不能にするのが禁止なだけで、触れることに特に制限はない」

禁止ではないことを伝えると、俺は堀北の背中上部から下背部にかけて人差し指でスーッとなぞっていく。

「んっ!ちょっと、なにを…ふふふっ!」

プランクを維持するために力んでいた体幹が緩み、お腹が少し下がる。

龍園さんの作戦、くすぐり羞恥責めの始まりだ。だが、まだ作戦開始の1%に過ぎない。

ここからが作戦の重要ポイントだ。

「あなた、これは、妨害よっ!ふふふっ!く、うっ!ひひひ」

作戦ではこれくらいは強がって耐えてもらい、もう少しくすぐりを強める予定だった。

しかし、堀北が想定以上にくすぐりに弱く、人差し指で背中をなぞるだけでもはやお腹は地面についてしまいそうで、これだと作戦が崩れてしまう。

このまま堀北が潰れれば、ルール通り俺たちの失格だ。

俺は作戦の第二ステップに早くも移行することを選択する。

ここからは失敗は許されない。俺は自らのポケットのボイスレコーダーの電源がしっかり入っていることを確認し、堀北の脇腹を鷲掴みにして崩れるのを防ぐ。

「審判、これ、失格ではなくて?」

「……。えー、ルール通りにいくと、プランク維持の継続不能にはさせていないため、失格には当たりません」

「そんな…。けど、あなた、く、くすぐって、私の身体を支えて、何がしたいわけ?」

確かにそう疑問に感じるのは当然のことだ。

「俺らCクラスはな、この種目で勝つ気はないんだよ。今から全校生徒が見てる前で、今俺が掴んでいる脇腹をくすぐりまくることになる。そんな恥ずかしい姿を見られたくなければ、この後のリレーで手を抜き、体育祭後に指定された部屋に来い。これが龍園さんの指示だ」

「そんなことっ、認めるわけないじゃない」

まぁ、この段階で脅しに応じるとは思っていない。

「そうか、じゃあ四方から見られているこの状況で、くすぐられて笑わされる姿を晒すんだな。お前が脇腹を揉まれて悲鳴をあげていたという情報は得ているんだ。以前須藤との喧嘩の件で生徒会含め会議していた時に、綾小路にちょっかい出されていたんだろ?」

俺は堀北の返答を待たず、堀北の身体が地面につかないように支えながら脇腹を揉みしだく。

体育着の生地は薄く、滑りが良い。下にキャミソールなどの下着を着ているようだが、防御力は低くかなりくすぐりやすい。

「その時のことを共有してるなんて、卑怯よっ、あっ!これは、きゃっ!あっ、アハハハハハ!むり、無理よこんなの、いいいいいひひひひひ!」

普段クールな堀北からは聞いたことのない声が響く。

堀北の身体は俺が支えていないと一瞬にして地面に平伏していただろう。

運動神経の良い堀北の身体は引き締まっていて、揉みしだきがいがあるな。

それに、こいつの笑顔なんて見たことがなかったが、笑うと意外に可愛い…

「あははっ!もうっ、負けでいい、いいからっ!離しなさいよ!きゃあああははは」

お尻を左右にフリフリしながら満面の笑みで笑う堀北。

もうしっかり掴んでいないと身体は地面についてしまうほどギブアップしたそうにしている。

「なら、さっきの条件を飲め。ちなみにだが、この会話はボイスレコーダーで録音しているからな」

「そんなっ、ひきょ、おおお!あははは!もぉ、やめなさいっ、よ!あひひっ。あああああ!」

もうクラスのリーダーのような風格は失い、プランクをやめたがっている。

しかし、俺は身体を持ち上げて一応キープできているくらいの姿勢を維持させる。

「なら、条件を飲むしかないな。ちなみにだが、もうCクラスの山田はさっさとプランクをやめて自席に戻っているところだ。それにAクラスの鬼頭も今まさに潰れたな。残ってるのは、龍園さんにくすぐられている一ノ瀬だけだな」

堀北の脇腹をモミモミしながら龍園さんの方をみると、情報はなかったが一ノ瀬もくすぐりには弱いようで、顔を真っ赤にしながら笑わされている。

どうやら一ノ瀬も今まさに龍園さんに条件を提示され、くすぐられながらも悩んでいるところだろう。

さて、堀北はいつ落ちるかな。

「わ、わかった、あはは!条件を飲む、飲むから、もうこんな見られながらは無理よっ!あはははは!」

まじか、もう落ちるとは思っていなかった。

作戦は、堀北と一ノ瀬を同時に落とすことで同率1位にする狙いだ。

2クラスとも1位であれば、俺らのクラスがペナルティを喰らうこともないだろう。

そのため、龍園さんが一ノ瀬を落とすのを待たなければならない。

一ノ瀬の方を見ると、笑いながら頭を縦に振っている様子だ。

お腹もかなり下がってしまっていて、龍園さんが脇腹を掴んで支えているように見える。

もしかして、一ノ瀬ももう条件を飲んだのか?

Bクラスのリーダーとして責任感のある一ノ瀬がギブアップするくらいだから、相当くすぐりには弱いんだろうな。

すると龍園さんから、一ノ瀬が落ちたと合図が送られてきた。

クラスのリーダー2人が、くすぐるだけでこんなすぐ条件を飲むとは…。

くすぐりって恐ろしいな。

龍園さんと3,2,1で手を離し、二人の身体を地面に付かせる。

すると、ホイッスルと共にアナウンスが流れた。

「おっと、残っていた二人が同時に崩れたー!!Bクラス、Dクラスが同率1位となります!」

よし、1位を取らせれば俺たち邪魔者が失格になることもないだろう。

堀北と一ノ瀬は、3km長距離走の種目に出た後かのように疲れ切ってヨロヨロと歩いている。

ただ、羞恥心からか二人とも急いで校舎へと戻っていった。

体育祭後

体育祭の結果発表が終了し、Aに次いでCクラスは2位となった。

一ノ瀬と堀北が、獲得ポイントの高いリレーで手を抜いてくれたことがかなり影響したのだろう。

しかし、今回の作戦は龍園さんの遊びのようなもので、体育祭の順位はあくまでおまけだ。

ここからが一ノ瀬と堀北潰しの始まり。

机の上には、宣誓書が2枚置いてある。

『毎週土曜、アルベルトの部屋に行かなければならない。破った場合は自主退学をする』

とだけ書かれており、あとは名前を書くだけの書類だ。

リレーで手を抜くという条件をしっかり守ったということから、今俺らが待機している部屋にも二人は来るだろう。

作戦を聞いた時は、龍園さんの指示だからとりあえずやっていた。

しかしいざ体育祭の時に堀北をくすぐってみると存外楽しい。

今では二人に早く来てほしくてたまらない。

クール系の堀北が笑うところも可愛くて、それに腰をクネクネさせる姿はエロかった。

視界の端でくすぐられていた一ノ瀬も、普段の可愛らしい笑顔とは違ってあのテンパった笑い声とビクビク反応する姿には興奮せざるを得ないだろう。

はぁ、早く来てくれ…

龍園さん、石崎、アルベルト、伊吹。俺含め5人でアルベルトの部屋にいるのも、男臭すぎて仕方がない。

一応、生物学上女子の伊吹もいるがコイツは喧嘩っぱやく女とも思えん。

もう二人に来いと指定しておいた時間だ。遅刻をしそうなタイプには思えないが…。

すると、部屋の前のインターホンが押される音が響いた。

部屋主のアルベルトが迎えに向かい、戻ってきたアルベルトが横にズレると後ろには堀北と一ノ瀬の姿が。

「遅かったじゃねぇか」

龍園さんがニヤニヤしながら二人に声をかける。

「クラスメイトが廊下にいたから仕方ないでしょ!」

一ノ瀬がそう返答する。

「はっ、仲良しこよしなBクラスリーダーがアルベルトの部屋に入っていくところ見られるわけにもいかねぇもんなぁ。まぁ、そんなことはどうでもいい。さっきの続きをしてストレス発散しようじゃねぇか。ここにはカメラもねぇしなぁ?」

学校や外のその他施設では各所に監視カメラがあり、外では危険な行為をすることはできない。

しかし、この特殊な学校といえどもプライバシーの観点から流石に各個人の部屋にカメラはない。

つまり、言ってみれば部屋の中に入ってしまった時点で何をされてもバレようがないってわけだ。

「おいお前ら、さっき伝えた通りボディーチェックをしろ」

龍園さんの指示通り、俺と伊吹は堀北と一ノ瀬の身体に手を伸ばす。

「ちょっと、さ、触らないでくれる?拒否しているのに身体に触れるなんて問題よ?」

堀北が一歩下がりながら反抗してくる。

俺は指示を求めるように龍園さんと目を合わせる。

「ポケットの位置を触るだけだ。他クラスのやつが部屋に入ってくるんだ、危険物を持っていないかチェックするのは何も問題じゃねぇだろ。まずはスマホをだせ」

龍園さんがそう脅すと、二人は渋々スマホを出す。

ロックを解除させると、二人のスマホはボイスレコーダーが起動していた。

やはり。警戒しておいて良かった。

レコーダーを切らせると、二人は悔しそうな表情をみせる。

「録音しようとしてたなんて、抜け目が無い女どもだ。先に便所に行ってくる」

龍園さんがそう言い残しトイレに向かおうと歩き出し、堀北と一ノ瀬の間を抜けていく、と思いきや。

二人の制服のポケットを掴みギュッと握り込むと、何か機械が壊れる音がした。

「バレバレなんだよ、テメェら」

龍園さんが一ノ瀬のポケットに手を入れ、何かを取り出す。

そこにはRECなどと書かれたボタンのある小さい機械が。

「な、なんで…!」

堀北も一ノ瀬も、目を丸くして驚く。

「お前らが一緒に家電量販店でレコーダーを買っていたことなんざ尾行で調査済みだ」

俺ら以外にも外で指示をしていたのか、龍園さんは。

「くっ…」

「そんな」

堀北と一ノ瀬はさっきスマホのレコーダーを切られた時より悔しそうに龍園さんを睨みつける。

「よしっ、お前ら、やれ」

「うす。そーいえば、宣誓書についてはまだいいんですか?」

「あぁ、まだ二人は反抗的な目をしてやがるからな。サインはしてくれねぇだろう。だから軽くいじめてからだ。それに、お前らがくすぐりたくて興奮してんのは知ってるからな。楽しませてやろうかと思ってな。ククク」

俺が体育祭時に興奮していたのは龍園さんにはバレバレだったらしい。

二人とも美少女だし、男としては女子の身体にこう触れられる機会はそう無いだろう。

ちなみにだが、石崎は鼻息が荒くわかりやすく興奮している。

そして、作戦通りアルベルトと石崎が二人を羽交い締めにして動けなくする。

比較的力の強い堀北をアルベルトが担当したようだ。

いくらか武道の心得があるらしいが、この巨体に捕まれば身動きはとれまい。

体育祭の時は崩れないように気を配りながらくすぐらないといけなかったからな。今回は思う存分くすぐれるぞ。


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